簡易安定化電源を作ろう


 ちょっとした電子工作のため安定化電源が欲しくなりAmazonで探してみました。

 業務用になると結構な値段ですがよく見かける簡易的なものだと大体1万円しない値段で買えちゃうんですね。

 ただそこまで頻繁に使うというわけではなく、年に数回程度しか使わないと思うので、もっと簡易的なものが無いか探してみるとちょうど良さそうなものを見つけました。

 それがこちらのATX電源用の電源取り出しモジュールになります。

 値段は1000円前後で似たような製品も多数存在しています。

 画像ではすでに組み立てが終わっていますが、パソコンのATX電源から電源を取り出せる基板になります。

 ATX電源との接続はマザーボード用の24pinをそのまま差し込む形で基板上のスイッチを入れることで電源が起動する仕組みです。

 電圧出力はATX電源で使われている 3.3V、5V、12V、-12V のみで、当たり前ではありますが電流・電圧を調節する機能はありません。

 電流は各端子に5Aのヒューズが付いているので5Aまでです。

 肝心の電源ですが家で使われなくなった古いATX電源を使います。どれくらい古いのかと言うと接続するソケットが20pinというくらい古いです。今は24pinが主流で見たことも無いという方も多いかもしれません。

 24pinなのに20pinで大丈夫なの?っと思うかもしれませんが元々は20pinから4pin分の出力端子を追加したのが今の24pinなのでその他のpinは形状も役割も一緒です。

 出力は最大300wで 3.3Vが20A、5Vが30A、12Vが13A と今回の用途では十分なスペックになります。-12Vが0.5Aと少ないですがこちらは使う予定が無いので問題ありません。

 複数を同時に使用する場合は最大300Wを超えない工夫が必要ですが、今回は各端子の電流が5Aまでなので3.3V、5V、12Vを同時に5A使っても300Wを超えることは無いです。

 ということで無事通電しました。テスターでちゃんと電圧も出ているようなので大丈夫でしょう。

 ATX電源が余っていればという条件付きではありますが、代表的な電圧を出力することが出来て電流が5Aまで使えるのでちょっとした電子工作や余ったATX電源の活用としては十分かと思います。

 使う時に余ったケーブルなどが邪魔になるのでケースを作るとかしたいですね。3Dプリンターで専用ケースでも作ろうなぁ



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